オプション詳細
胸部CT検査
CT検査(コンピュータ断層撮影)は、体の輪切りを撮影することで、臓器の状態を立体的にみる検査です。肺がん検診で用いる胸部CT検査は、肺内部で細かく枝分かれする気管支や血管も鮮明にみることができ、胸部レントゲン画像ではみつかりにくい淡い影や、心臓や肋骨との重なりにある病気を見つけることができますので、肺がんの早期発見には有効です。
また、放射線被ばくを抑えるため、診断に影響がない最小値までX線量を低くして撮影しています。
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肋骨と鎖骨に重なって影がはっきり見えない
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CTでは腫瘍がはっきりわかる
骨密度検査(DEXA法)
骨粗しょう症を調べる検査です。特に50代以上の女性はホルモンの分泌量の低下から骨粗しょう症になりやすいと言われています。当院ではDEXA法の測定装置を用いて、骨折しやすい腰椎と大腿骨の検査を行っております。
DEXA法とはエネルギーの低い2種類のX線を使って検査を行う方法です。X線を使用しますが、被ばくは限りなく低く、検査精度も他の検査方法(超音波など)より高いのが特徴です。
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結果イメージ
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数分寝ているだけで終了します。
MRCP検査(MR胆管膵管撮影)
MRCP検査はMRIを用いて胆嚢・胆管や膵臓・膵管を調べる検査で、膵臓がんや胆嚢がんの発見に有効です。腹部エコーでは脂肪や腸管ガスによって膵臓の描出が困難なことが多く、また、膵臓がんは1cm以下のがんの約4割が無症状の事が多いため、早期発見が難しいとされています。
MRCP検査は、腹部エコー検査などで膵臓の病気を疑われた方への精密検査として行われていますが、膵臓疾患の早期発見のためドックオプションとして採用することになりました。
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臓器の位置関係
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実際のMRCP画像
このような方におすすめします
糖尿病やアルコールをよく飲む方・エコー検査で毎回『膵描出不良』と判される方・膵臓がん、胆嚢がんになったご家族がいる方
この検査でわかる病気
膵臓がん・胆嚢がん・胆管がん・膵のう胞性疾患・胆石 など
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膵管の周りにのう胞性の病気が多発している。
悪性になるか経過を追う必要があるケース
検査の注意点
- ・ペースメーカーなどの機器を埋め込んでいる方は受けられません。
- ・閉所恐怖症の方は要相談となります。
- ・検査時間の都合上、ドック受診日には受けられません。(後日対応)
- ・検査時間は20分~30分です。
- ・検査前、6時間は食事を控える必要があります。
マンモグラフィー検査
マンモグラフィー検査は乳房専用の検査です。少ない放射線量で安全に乳がんの検出を行います。透明な圧迫板で乳房をはさみ、薄くのばして検査を行います。
これは乳房のなるべく多くの部分を撮影するため、また少ない放射線量で病変と正常部分の区別がつきやすい画像を作るためです。
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実際のマンモグラフィー画像
マンモグラフィー | |
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利点 |
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欠点 |
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Q マンモグラフィーは痛いの?
乳房を圧迫するため、個人差はありますが痛みを伴うことがあります。
月経前は乳房が張って痛みに敏感になることがありますが、痛みが続くことはありません。
Q 男性技師が検査を担当することはありますか?
当センターではマンモグラフィー認定資格を持った女性技師のみで撮影を行いますので、ご心配はありません。
乳腺エコー検査
乳房に超音波をあてて、乳腺の状態を調べる検査です。
マンモグラフィーと違い、痛みがないことが特徴です。特に若年層の乳腺は発達しているためマンモグラフィでは全体的に白く写ることが多いので、40歳未満の方の乳がん検診には有効です。
ただし、乳腺エコーが必ずしも優れているということではないため、ご自身にあった検査を選択するようにしてください。
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実際の乳腺エコー画像
乳腺エコー | |
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利点 |
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欠点 |
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DWIBS検査【ドゥイブス検査】(全身がんMRI検査)
PET検査に代わる次世代検査
放射線・放射能をつかわず、全身(頚部~骨盤腔)のがんを調べる検査です。悪性腫瘍は細胞密度が高いため、水分子の動きが悪くなります。
この部分をMRI検査の撮影法のひとつである、拡散強調像で撮影することにより、がんを判別します。
適しているがん
咽頭がん、甲状腺がん、食道がん、乳がん、肝臓がん、胆嚢がん、胆管がん、大腸がん、子宮がん、卵巣がん、腎臓がん、尿管がん、膀胱がん、前立腺がん、悪性リンパ腫 等
撮影時間
撮影時間は30分となります。