広報誌「はんてん木」

浅井ヘルスケア グループ内の出来事をまとめた広報誌です。

ASAI HOSPITAL

第18回千葉県地域リハビリテーション フォーラムに参加しました

 令和6年12月22日(木)、習志野市のモリシアホールにて「つなぐ・つながる 千葉県の地域リハ」をテーマに開催された、第18回千葉県リハビリテーションフォーラムに、西部・東部地域包括支援センター職員とともに参加し、ポスターセッションで発表をしました。

 地域リハビリテーションとは、年齢や障害に関係なく、すべての人が住み慣れた地域でいつまでも元気に生活するための活動で、フォーラムは地域リハビリテーションにかかわる関係者の情報交換の場として開催されています。午前中は、千葉県健康福祉部健康づくり支援課の田中氏から基調講演と、県内で地域リハビリテーションに取り組んでいる3か所の医療機関から実践報告がありました。午後からは、県内の様々な機関から30のポスター発表があり、東金市西部地域包括支援センターの職員とともに、「もっと元気にもっと自分らしく」~専門職と地域がつながるはじめの一歩~という演題でポスターによる発表をしました。

 発表では、令和6年4月から行っている「ワークショップ㏌まさき倶楽部サロン」の取り組みを取り上げました。内容については東部と西部の両包括でチームを作り、サロンの目標の共有からポスター完成まで協力しながら作り上げました。サロンの効果として、①既存の運動の場と楽しみの場を組み合わせたことで、心身両面の健康づくりを行ったこと、②専門職が地域住民にとって身近な存在となり、将来支援が必要になっても必要な情報を得て早期に専門職につながれること、③若年性認知症の方のギター演奏など、参加者が得意なことを活動に取り入れることで、自分らしく活躍するためのきっかけづくりになったことを報告しました。多くの方にサロンの活動に関心を持っていただき、活動内容や運営方法に関する質問や、自分の地域でも取り組んでみたいという感想をいただきました。ポスターセッションは大半がリハ職からの発表で、個人的には場違いだったのではと心配しましたが、大会の事務局の方から、「自分らしく活躍することはリハ職にも共通した目標であり、フォーラムの趣旨に沿ったとてもいい発表だった」とのコメントをいただきました。

 私自身はポスター発表のまとめを通して、サロンの活動を地域包括支援センター全体で盛り上げて継続することが、地域の高齢者の孤立防止や、支援が必要になっても自分らしい生活を続けるサポートになることを実感しました。