広報誌「はんてん木」

浅井ヘルスケア グループ内の出来事をまとめた広報誌です。

ASAI HOSPITAL

ふれあい看護体験を開催しました

 8月28日(木)、小・中学生8名、高校生5名を対象とした「ふれあい看護体験」を開催しました。

 プログラムでは移乗、手指衛生、点滴操作、PPEの着脱、栄養補助食品の試食などを行いました。参加してくれた子どもたちは、最初は緊張した様子でしたが、体験が進むにつれて「思ったより難しい」「凄く楽しかった」など驚きや関心が高まり、看護の専門性や責任を感じとってくれたように思います。

 BLSに関しては、心停止の過程や胸骨圧迫がなぜ必要なのか、またAEDはなぜ必要なのかなどを詳しく分かりやすく説明した後、実際のマネキンに胸骨圧迫をしてもらいしました。

 一般向けのBLSを説明したつもりでしたが、看護師を目指す生徒や家族に看護師がいるためか、次々と質問があり、実臨床ではどのように蘇生処置をしているかなど説明をさせて頂きました。一番身近なAEDの設置場所について聞くと、ほぼ全員が答えることができたことは驚きました。また胸を強く、早く押すことに関しても「こんなに大変だとは思わなかった」「知っているのと実際にやってみるのは全然違いました」と体験を振り返っていました。

 最後に当院で働く看護師が、なぜ看護師を目指したのかを話しました。「精神科の看護はケアがそのままダイレクト伝わることが醍醐味」「病気だけでなく人となりを知る事がその人を看ることにつながり、生活やその後の社会生活を見据えることが重要」と、未来の後輩たちに伝えているのが印象的でした。

 私も未来の後輩の「看護師になりたい」との強い思いに、自惚れではありませんが、羨望を受けてお手本になるような看護師でありたいと思いました。