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先輩の仕事ぶりを見てみる(看護師 新卒7年目)

看護師を目指したのは、浅井病院の職員がきっかけ

看護師を目指したきっかけは?

私は東金市の高校に通っていて、その時に「あなたは看護の仕事が向いているのでは?」と言ってくれる人がいて。じつは浅井病院の職員だったんですけれど(笑)。
でも、もともと人とかかわることが好きだったし、なんとなく看護についてのイメージも持っていました。それがさらに実習などを通じ、色々な患者さんと接するうちに、より看護に対する思いは強くなっていきましたね。

新卒で、いきなり精神科を選んだのは?

内科とか外科だと、治癒させるという身体的な関わりの看護視点になっていきます。ところが精神科だと、その患者さんならではの強みを生活歴から汲み取ったり、その人特有の、個別性のある対応が必要になります。表面上の関わりではなく、人の奥底に流れるものを知る、とでも言いますか。それは精神科ならではだと思うんです。
もちろん、新卒で精神科でいいのか?というのは、さすがに考えました。でも私は人と向き合うのが好きだし、看護学校時代の同期には内科や外科に進んでいる人もいますが、看護師として自分に合った分野で歩んでいけばいい、と今では思っています。

新人看護師はシャドーイングで色々学ぶ

新卒で入ると、どのように教育をされるの?

オリエンテーション等はありましたが、配属されると、まず1週間くらいシャドーイングを行いました。とにかく先輩職員の後ろを影のようについていく。その後、1人とか2人とかで、実際に患者さんを受け持ちます。毎日、先輩と振り返りのミーティングでしたね。1ヶ月くらい経過すると、だいたい、自分で業務の流れを追っていけるようになりました。

短期間で受け持ちをするのは大変だったのでは?

初めて私が単独で受け持った時、患者さんが何を言っているのか、わからなかったんです。学生時の実習では病棟に入っていたんですが、慢性期でして。それが急性期スタート。もう、どう声掛けをしたらいいか、先輩に1つ1つ聞いていきましたよ。先輩が忙しくても丁寧に答えてくれたので良かったですが。今は私も新卒者が来ると、同じように対応しています。

患者さんに、前向きな人生を考えてもらえるのが、やりがい

浅井病院でのやりがいは?

退院する間際に長文でお手紙をいただいたんですが、私の関わり方を覚えてくださっていて、「入院の時は前向きになれなかったけど、退院したら楽しいことをしてみたいと思えるようになりました。ありがとう」と書いてあったんです。やってて良かったな、と本当に感じました。患者さんが、死にたいと思っていたのに、生きたいと思ってくれる。そして、より良い未来があると思ってもらいたいし、そんな未来を考える場を提供したい。そのために、自分自身も色々な場面で、まだまだ学ばなければならないです。

職場の雰囲気は?

急性期病棟でも、ナースステーションが「仕事、仕事」という雰囲気だと患者さんにもピリピリした感じが伝わるし、職員も連携しづらくなります。適度な範囲の会話や笑い声は和やかさを周囲に与えて、患者さんも話しやすくなると思うし、私の働いているところも、そんな感じです。師長は親子くらい年齢が離れていますけれど、気軽に相談しに行ける人です。プライベートな話もしますよ。浅井病院には取っ付きにくい師長もいないし、精神科で上に立つのは、そういう人なのでしょうね。
将来は視野を広げる意味でも慢性期を経験したいという気持ちはありますが、患者さんが回復していく過程を見たいので、当面は急性期で関わりたいですね。今の病棟は内科的疾患を抱えている患者さんも多く、また浅井病院の場合は内科でも精神科を患った身体合併が多いと思うので、一般病院の内科とは違います。そこが浅井病院の特徴だと思います。

先輩の仕事ぶりを見てみる(精神保健福祉士 新卒3年目)

雰囲気が明るかったのが、浅井病院への就職の決め手

浅井病院を選んだきっかけは?

私は出身が東北のほうでして、関東で働きたいなあ、と思っていました。でも東京だと都会過ぎて、東金あたりがちょうどいいかな、と。休みの日には東京にも出かけやすいし(笑)。浅井病院で実習をしたわけではありませんが、私の実習先に震災時には浅井病院の先生が来ていただいたこともあり、縁はあるのかもしれませんね。
実習はしませんでしたが、見学には来ました。部長のみならず、年齢が近い人とも話をして、具体的な仕事のイメージもできましたね。私の実習先が古い病院だったし、精神科の病院は周囲に何もないような場所に立っていることも多いんですが、浅井病院は病院全体の雰囲気が明るく、隣が小学校で、印象が良くなりました。

いつ精神保健福祉士を目指そうと?

高校生の時ですね。精神障害がある人を見ていて、精神保健福祉士という資格がある、というのを知って。ちょうど高校に精神保健福祉士の資格を持っている方が来られた時、授業を抜け出して、話を聞きに行ってしまいました。
たぶん、両親も精神保健福祉士の仕事の内容を理解していないんじゃないかな?一般には知られていない資格だし。でも、精神障害といっても認知症まで含めたら身近にある疾患です。今は元気でも、家族も含め、いつ、どうなるか、わかりません。

新卒も実践で仕事を覚えるけど、先輩に頼りやすい環境で、成長を実感できる

新卒で浅井病院に入って、戸惑ったことは?

けっこう電話を受けるんです。私は電話が苦手だったし、すごく緊張しました。初めの頃は電話が鳴ったら「同期の子が出てくれないかなぁ」なんて思ったり。電話の相手も、患者さん、ご家族、市役所、施設、本当に色々です。私は、電話に出るのが心配過ぎて、カンペを作ってました(笑)。
電話はマシになりましたが、施設の説明を患者さんにするのは、いまだに心配です。数を重ねて慣れていくものだと思うのですが、単に紹介するだけではなく、その施設の役割も説明していくわけですし。
私はコロナ禍で実習も4日間しか行けなかったんです。実習後はレポートを作ってパソコンで送って…という感じで。それでコミュニケーションを取る時に心配になるのかもしれませんね。

それを克服しやすい環境だった?

はい、先輩は優しいですし、世間話をしたりして、和やかな職場です。同期は実習から浅井病院に来ていたので、どうしても差があったのですが、皆さんのおかげで成長できました。
新卒でも、実践しながら仕事を覚えるんです。外来の方の面談に同席させていただいたり、入院の手続き業務については、最初は再入院の手続きから、次に生活歴や手術歴の聞き取り、そして新規の方の手続き、というふうに段階を踏んでいきました。先輩が対応している時に、隣で「大学で学んだことが、こうやって使われるんだな」と頭の中で結び付けたりして。
新卒1年目ではサポートとして関与していた患者さんも、2年目になると私がメイン担当になったのですが、2週間に1回は先輩と進捗確認をしてアドバイスをもらったり、今でも私が一人で動いているのではなく、先輩には、すごく頼っています。

将来は、さらに柔軟な支援ができる精神保健福祉士になりたい

嬉しかったことは?

入院した時に、幻聴があった患者さんがいるんです。急に土下座したり。ご家族も亡くなられていました。今は退院して1年ほど経っていますが、1ヶ月に1回は診察しに来られていて、先日お会いしたら「サポートを受けながら暮らせていますし、友達と遊びにも行けます」と話されていて。入院していた時は本当に心配だったんですけれど、私がつなげた支援者とも関係性がいいみたいで、本当に良かったなあ、と思いました。

将来、こうなっていたい、というイメージはある?

1つの質問をすると、10くらい回答が返ってくる。ホント、知識の引き出しがすごい先輩職員がいて。地域の社会資源を知ることも大切ですが、「こんな特徴のある人には、こう接したらいいよ」という部分も言ってくれる。私も、そんなふうになりたいです。
ここでは、複数の部署に精神保健福祉士がいます。浅井病院だけではなくあさいケアセンターにもいますし。同じグループ内で多くの話もできますし、経験も積めます。そんな環境にいますので、私も、今はガムシャラにタスクをこなしている感じなのですが、余裕を持ってプランを立てて、柔軟な支援ができる人になりたいですね。