看護部

ASAI HOSPITAL

看護部の理念

「人となりを知るための繋がる看護」

行動方針患者様を知ることで…

  1. 「患者様の病気」にとどまらず、「病を抱えた人」としての理解を深める
  2. 患者様のあるべき姿を意識した看護を行う
  3. チームとして、患者様への最適な看護を引き出す
  4. 患者様に合った専門的知識を看護に活かす
  5. 現状にとどまらず、自己研鑽し続けることで、看護師としてケアスタッフとして成長していく

各部門の紹介

A-1病棟

精神科救急病棟 60床(うち隔離室8床、PICU4床)
2009年より精神科救急入院料1として認可された病棟です。60床のうち半数を個室としており、防音を備えた8床の隔離室とデイルームを設置しています。
主に統合失調症、感情障害(うつ病、躁病、躁うつ病)、発達障害、認知症などに伴う精神状態で困っている方に速やかに治療を開始できるよう、24時間体制で入院の受け入れを行っています。A-1病棟では、カンファレンスを通して多業種と情報を共有し、早期退院に向けて生活調整や退院前訪問など、幅広い看護を提供できるように心がけています。また、病棟内には四季を感じられる中庭があり、開放的でゆっくりと療養できる環境も特徴です。

A-2病棟

精神科救急病棟 36床(うち隔離室10床、PICU9床)
山武地域における精神科救急患者の受け入れ強化のため、千葉県内初の救急2単位目としての機能を持っています。全室個室のため、幅広い年齢層の患者様や身体合併症の方を受け入れています。
「安定していると思っても、常に危機意識を持つ」を病棟目標に掲げています。精神症状はもとより身体症状に関しても、早期発見できるよう、小さな気づきを見落とさずに、患者様との関りを大切にしています。病棟スタッフは、20代から60代と幅広いスタッフが働いています。普段は笑顔が絶えない職場ですが、お互いの個性や考えを尊重できるスタッフたちが揃っています。
患者様が、その人らしく地域での生活が送れるよう、多業種と連携をしながら全力で、治療、看護に取り組んでいます。

A-3病棟

精神科亜急性期治療病棟 60床(うち隔離室5床、PICU3床)
院内で症状が不安定な患者様の受け入れや急性期治療を終えた患者様が、病状の安定を目指し穏やかな生活が送れるよう看護を行っています。長期療養が必要な患者様が多く入院していますが、多業種と連携し退院に向けてリハビリテーションを行い、一人でも多く地域へ退院できるよう、患者様の個性に応じた看護を目指しています。
病状が重くやむを得ず行動制限が必要な患者様もいますが、行動制限が早期に解除できるようチームで日々評価を行い行動制限日数の低減に努めています。また、加齢や病状により食事や排せつなどの日常生活が障害されてしまうこともありますが、積極的にカンファレンスを開催し日常生活動作(ADL)を維持・向上出来るよう努めています。
「ダメと決めつけずにまずはやってみる。」を合言葉にスタッフ一丸となって日々の看護を行っています。

A-4病棟

地域移行機能強化病棟 60床
病院内で唯一の開放病棟になっています。亜急性期から慢性期の病態に位置し、医師・看護師・薬剤師・精神保健福祉士・理学療法士・作業療法士など各職種のサービスを提供し、自宅や施設等への退院を目指しています。看護師は在宅療養に移行できるよう、患者様本人やご家族に対して必要な知識・技術を提供しています。
長期入院に伴う活動性の低下や独自のこだわりにより症状が固定している患者様と、急性期病棟からの転棟後、症状が変化しながらも社会復帰を目指している患者様が混在しています。その為、残存機能の維持と、社会性の向上を目的とした個別性のある看護を提供しています。
地域移行機能強化病棟の役割をとして、その人らしい生活が送れるよう、多業種と連携・協働し、スムーズな退院支援を目指しています。

B-2病棟

地域包括ケア病棟 51床
地域包括ケア病棟は、急性期治療を経過し症状は安定したが、すぐに在宅へ移行するには不安のある場合や、在宅・施設からの緊急入院、在宅からのリハビリ、ご家族の休息目的の入院を受け入れています。在宅復帰に向けて診療、看護、リハビリを行うことを目的とした病床です。
~ときどき入院、ほぼ自宅~というコンセプトの通り、その人が住み慣れた場所で長く生活できるようサポートしています。
在宅復帰をスムーズに行うために、主治医、看護師、リハビリスタッフ、相談員が協力して、効率的に患者様のサポートを行っていきます。入院期間は60日を限度とし、患者様の状態及び在宅サービスが整い次第退院となります。患者様の大半は高齢者であることから、生活リズムを整えることを意識し、集団体操や脳トレ、園芸栽培などの病棟デイを実施しています。
60日の入院期間の中でその人らしさを取り戻し、住み慣れた場所へ戻っていただくことを目標にスタッフ一丸となり患者様をサポートしています。

C病棟

精神科療養病棟 35床(うちPICU3床)
急性期の治療を終え、家庭復帰や社会復帰を目指す患者様と長期療養を余儀なくされている患者様が混在している病棟です。

D病棟

内科療養病棟 36床
地域包括ケア病棟の後方支援病棟として、医療度が高く在宅や施設では対応困難な患者様、終末期の患者様を受け入れています。急性期治療を終え、状態は安定していても、中心静脈栄養、経管栄養・気管切開チューブ管理など継続的な医療提供が必要な患者様が入院加療されています。
患者様やご家族にとって安心して過ごせる生活環境を提供できるように医師、看護師、ケアスタッフ、ソーシャルワーカー、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士など多職種とも連携し、患者様の残存機能を維持、向上できるように支援しています。
週2回入浴、毎日の清拭・口腔ケアを行い清潔の保持と共に皮膚状態の観察を行い皮膚トラブルの早期発見を行っています。医師、看護師、薬剤師、栄養士と共に褥瘡回診を週1回行い褥瘡の早期治癒に取り組んでいます。また、ショートカンファレンスを行い、患者様に寄り添った考えをスタッフで検討し、患者様の生活の質(QOL)を保つために日々取り組んでいます。

E-1病棟

精神科高齢者療養病棟 42床(うちPICU1床)
高齢者療養病棟であり、統合失調症や認知症等で入院されている患者様が多いのですが、病状的には落ち着いている患者様がほどんどです。長期に入院されている方も多く、加齢による身体機能の低下や認知機能障害等により、セルフケア能力が低く、身体的介助の必要な患者様も多く療養されているため、治療メインというよりは、療養環境が生活の場となっています。
療養環境での生活のメリハリをつけるために、四季折々のレクリエーションや病棟内の装飾などを工夫し、患者様が飽きることなく、笑顔で療養生活が送れるよう、病棟スタッフ多職種と共に一丸となって、看護、介護を提供しています。

E-2病棟

精神科生活介護療養病棟 42床
長期入院による社会性の低下があり、日常生活には声かけや見守りが必要な患者様を受け入れています。年齢層は、30代から70代と幅広く、急性期病棟からの後方支援病棟として、病状が安定した患者様のALDや生活能力が向上し、施設などに退院することを目指し、退院支援病棟にも繋げていくという役割を持っています。その為に、プライマリー看護師とケアスタッフで協働し、受け持ち患者様にあったプランを作成し、日々の生活支援に関わっています。
また閉鎖病棟でもあるため、病棟内・外で季節に合ったレクリエーションを多職種の協力のもと行っています。

外来部門

外来、健診センター、内視鏡センターで構成されています。
外来患者平均290.3名/日。精神科(認知症含む)、内科(消化器・糖尿病・循環器)、脳神経外科、整形外科、リハビリテーション科の患者様が来院されます。外来看護の業務としては、診療補助とそれぞれの医師の表示による各処置、検査、説明、救急業務の対応を行っています。
当院の外来は専門分野に分かれていない分、多岐にわたる業務に携わりますので日々技術、知恵の更新を行っています。外来はその時、瞬間の関りが大切な部門です。患者様、ご家族の生活状況やご家族の介護力を考慮し、必要であれば多業種につなぐ、相談窓口へ案内する、など目の前にいらっしゃる患者様に私たちが何ができるのか、常に念頭に置き、患者様に寄り添っていきたいと思います。
内視鏡センターは、安全安心な内視鏡の実施に努めています。苦痛の緩和を取り入れており、リピーターの方も年々増えています。内視鏡といえば、「つらい」「苦しい」と思われがちですが、当院では最新の細径内視鏡を使用し、希望される方には眠る薬や、痛み止めの薬を使い、高度な技術を有した医師による快適な検査を行っています。
健診センターでは、お客様の健康をお守りする為の様々なオプションの導入、検査後の精密検査の予約などを行っています。また、個別性を大切にしたオプションの提案を看護師の問診の際にお勧めしています。