広報誌「はんてん木」
浅井ヘルスケア グループ内の出来事をまとめた広報誌です。
DD30チャレンジ 第3回研修会

DD30チャレンジでは、精神科病棟へ入院する認知症患者が30日以内に退院できる体制を構築し、早期に必要なサービスへつなげられる事を目指しています。
8月4日(月、3回目の研修会が開催されました。DD30チャレンジ会議で取り上げられ浅井ヘルスケア グループ内の関係職種が集まり、実際に会議を行い退院支援した事例の発表と、十分に支援に繋げられなかったケースについてグループワークを行いました。
精神科病棟へ入院される認知症患者は主にBPSDが強く、自宅では介護困難のため入院し、家族は退院先として「施設」を希望される方が多くいます。我々医療者側も「家族が受入れ出来ないのであれば施設入所以外の選択肢はない。」「症状が安定しなければ退院支援できない。」「30日での退院は間に合わない。」と固定概念にとらわれ、その他の手段を想像することが出来ませんでした。
今回事例で取り上げられたケースもBPSDが強く、とても自宅への退院は困難と考えていました。入院後も拒否が強く、始めから30日以内に退院することは難しいと病棟スタッフ、ソーシャルワーカーが共に感じ、DD-30チャレンジ会議へ提案し退院支援について検討しました。会議では地域支援者側からは、医療者側が憶測で考えていた退院支援よりも遥かに「家族や地域・施設で対応できる支援」が多く提案され、1回の会議で病棟スタッフ・ソーシャルワーカー・地域支援者が各役割を担い同じ方向での退院支援におけるプロセスができた事で30日での退院を実現する事ができました。
事例検討の感想でもありましたが、医療者側の一方向だけの捉え方と比べ、実際に地域で患者、家族に関わり、支援している支援者側から本人・家族側の視点でより寄り添う姿勢でのサービス調整を多角的に考え、実践することが重要であると学びました。
今後も多職種が一人一人の患者にとって、どのような手段や支援方法が有効であるかを共有し合い、連携強化し支援していきたいです。一人で悩まずDD30チャレンジを活用し、より安心した地域生活を送れるような支援へ結びつけていけたらと思います。