広報誌「はんてん木」
浅井ヘルスケア グループ内の出来事をまとめた広報誌です。
第51回日本精神科看護学術集会in静岡 参加報告
6月26日(金)~6月27日(土)の2日間、静岡県浜松市にあるアクトシティ浜松で行われた第51回精神科看護学術集会に参加させていただきましたのでご報告致します。
この度は、一般財団法人 日本精神科看護協会千葉県支部の推薦をいただき、看護研究論文『スーパー救急病棟における認知症患者の身体拘束~離床促進計画の立案と実践~』の発表をする事ができました。
26日は8:20~18:00、27日は8:20~16:00の開催時間でしたが、2日間とも10会場で興味深い内容の発表ばかりで時間があっという間に過ぎました。北海道から沖縄までの精神科看護に関わる1,400名以上の参加者が、自分と同じように日々の課題に悩み、さまざまな問題に取り組んでいることに沢山の元気と勇気をいただきました。
今年の学術集会では『AIと精神科看護~変化する医療現場と看護のこれから~』を主題として、東京理科大学の森武俊教授の公演がありました。精神科看護においてAIは患者の言語表現や表情・音声データの解析を通じた精神状態の予測、電子記録の効率化などの可能性があり、私たちの看護師の業務をサポートし、ケアの質の向上や負担軽減が期待されています。しかしながら精神科看護の本質は「人と人との関係性」にあり、言葉にならない思いや表情のわずかな変化、沈黙の時間に宿る意味に気づく事こそ看護師に求められる力であるということを考えさせられ、心に響きました。感受性や関係構築をAIがどこまで担えるのか。現場で働く看護職としてAIとどう向き合い、どう活かすのか。「変わらないもの」と「変えていくべきこと」の両面に視点を置いた内容に関心が深まりました。
更にテーマに沿ったAI時代の看護を他覚的に議論するシンポジウムが開催され、令和8年度診療報酬改定・精神医療福祉の施策推進の行政報告・精神科認定看護師制度・特定行為研修制度・身体的拘束の最小化などの精神科看護協会が取り組んでいる課題についての議論と盛りだくさんでした。このような有意義な機会をいただきありがとうございました。
終わりに看護研究を進めるにあたり、ご協力いただきました患者様、ご家族、病棟スタッフ及びご指導いただきました関係各位の方に感謝いたします。これからも多職種協働で取り組み、患者様にとってより良い看護の実践に努めてまいります。