広報誌「はんてん木」
浅井ヘルスケア グループ内の出来事をまとめた広報誌です。
第20回日本てんかん学会関東甲信越地方会に参加しました
7月4日(土)に、神奈川県川崎市にある聖マリアンナ医科大学病院で開催された、第20回日本てんかん学会関東甲信越地方会に、演者の一人として参加しましたのでご報告いたします。
会のテーマは「以和為貴」で、てんかん診療に関わる小児科・脳神経外科・脳神経内科・精神科を中心とした多くの医師、多職種や家族・地域との連携を意識した、「和」の重要性について触れた講演やセミナーが用意されており、学びの機会となりました。また、各診療科医師による研究発表では、診断に必要な各種検査、診断の見極めの難しさ、治療薬の組み合わせや調整、外科的治療の繊細なアプローチ、障害受容やQOLに関わる診療経過についてなど、普段触れることのない精緻な診療の様子を知る機会となりました。
中でも、発達に伴い小児科から成人各科へ移行する際の課題について話題提供された講演では、バトンを渡す小児科側の配慮や懸念事項、受ける側のてんかん診療の経験とご本人自立への配慮について、臨床場面における先生方の苦悩や未来に向けた課題提議があり興味深く拝聴しました。また最終一般演題では当院の池間先生が、丁寧な説明告知が病態受容促進に繋がった症例についてご発表されました。
私は精神科領域の演題として「てんかん外科治療後に発作寛解に至ったケースへの就労支援プログラムの有用性~“Burden of normality”を視座においた心理社会的支援について~」と題して、所属しているプレリワーク(就労支援を目的とした精神科デイケア)で関わった症例について発表をさせていただきました。就労に向けた準備を行うため、紹介元医療機関との多職種連携を緊密に行いながら、個別性を尊重した治療と支援を行った経過についてご報告いたしました。
今大会のテーマとも関連した内容について発表する貴重な機会をいただきました。ご指導をいただきました岩佐先生、原院長、この症例に携わって下さった皆様に、心より感謝を申し上げます。